第5章 変換基板を製作せよビーグル君とお散歩を目指すプロジェクト。
前回 変換基板の設計図ができたので、ユニバーサル基板にモクモクと結線してゆきます。
最終的にケースの中に押し込めたいので、BeagleBoardがギリギリ入りそうなポリカーボネートケースを購入し、それと現物合わせをしながら、部品のレイアウトや配線の引き回しを決めました。
変換基板結線の様子(Top)

BeagleBoardxMのLCDコネクタが1.27mmピッチであるため、1.27mmピッチのユニバーサル基板を使っています。
右下のピンヘッダはLCDコネクタ用。1列用のピンヘッダを2列に並べる場合はヤスリで削る必要あります。
左下のピンヘッダは回路的には使用しておらず、BeagleBoardと合体したときに安定させるために付けました。
下側に4つ並んでいるのが「8ビット双方向ロジックレベル変換モジュール」
左上が1.8VのレギュレーターIC、右上が3.3VのレギュレーターIC。ケースに入れることを考慮すると裏面には配置できません。そこで、無理矢理表面にユニバーサル基板を小さく切った基板に載せてセロテープで付けました。良い子はマネしてはいけません。
コンデンサの足が長すぎたので、後で短くしようと思います。
変換基板結線の様子(Bottom)

左上がNANDゲート。足を曲げたりして、ピン直で線付けしました。
途中まで、φ0.56mmのETFE(ジュンフロン)線で繋いでいましたが、ケースに押しこめることを考えると、もっと細い線が必要であることに気づき、途中からφ0.2mmのUEW(ポリウレタン銅)線に変えました。
電源とGNDは太いスズコート線を使っています。
CarryBoardと結線し、BeagleBoardxMと合体した様子

すっかりスパゲティ状態です。
後半は疲れて、もうどうでもよくなってきました。
回路自体は複雑ではないのですが
信号線が60本以上あることと基板が1.27mmピッチで作業しづらく、丸一日かかりました・・・
お疲れさん!!
次は解像度の設定だ!
続く
★必要な部品 [ 購入先 ]
・片面ガラス・ユニバーサル基板Cタイプ1.27mmピッチ(72x48mm)[秋月電子通商]
・大型ポリカーボネート・ケース 140[秋月電子通商]
・8ビット双方向ロジックレベル変換モジュール[秋月電子通商]
・CMOS 2入力 NANDゲート TC74AC00FT[秋月電子通商]
・三端子レギュレーター(3.3V1.5A) AZ1086H-3.3[秋月電子通商]
・低損失表面実装型三端子レギュレーター(1.8V800mA) NJM2845DL1-18[秋月電子通商]
・1.27mmピッチピンヘッダ1x40(40P)[秋月電子通商]
・電解コンデンサー10μF50V[秋月電子通商]
・電解コンデンサー22μF50V[秋月電子通商]
・積層セラミックコンデンサー0.22μF50V[秋月電子通商]
・スズコート線材 1.2mm[マルツパーツ館]
・ポリウレタン銅線 0.2mm[マルツパーツ館]
★ポイント(というか反省)
・配線はなるべく短く
・信号は全てUEW(ポリウレタン銅)線で接続した方が良い
・できれば基板にGND面を作った方が良い
★参考にしたサイト
#include "matsu.h"
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